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ゴルフ練習場での練習メニュー|順番と球数の決め方
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練習場に着いて、とりあえずドライバーを取り出し、気持ちよく振って終わる。よくある過ごし方ですが、これだとコースでの結果につながりにくくなります。ここでは、限られた時間と球数をどう配分するかを整理します。
球数を打つことが目的になっていないか
たくさん打てばうまくなる、という考え方は途中までは正しく働きます。ただ、何も決めずに打ち続けると、体が覚えるのは「いま出ている動き」です。直したい動きがある場合、無自覚な反復はそれを固める方向にも働きます。
一球ごとに何を確かめるかを決めて打つほうが、球数が少なくても手応えは残ります。逆に言えば、確かめることが決まっていない状態で球数だけ増やしても、時間の割に変化が見えにくくなります。
確かめることは、大げさなものでなくて構いません。今日は構えたときの肩の向きだけを見る、この10球は振り終わりで体勢が崩れないかだけを見る。その程度に絞ったほうが、打った後に判断がつきます。複数を同時に見ようとすると、どれも曖昧なまま終わりがちです。
順番は、短い番手から始める
以下では「番手」という言い方をします。クラブの種類を指す言葉で、短い番手(ウェッジなど)は飛ぶ距離が短く振り幅も小さめ、長い番手(ドライバーなど)は距離が出る代わりに扱いが難しくなります。
最初からドライバーを振ると、体が温まっていない状態で最も速く振ることになります。体を痛めやすいだけでなく、動きが整わないまま打った感触が、その日の基準になってしまいます。
短い番手は振り幅が小さく、当たる位置の確認に向いています。まずここで自分の状態を確かめてから、徐々に長い番手へ移るほうが、その日の調子を把握しやすくなります。
組み立て方としては、次のような順番があります。時間や球数に制限がある場合は、各段階を短くしながら順番自体は保つようにしてください。
- はじめに: ウェッジなど短い番手で、当たる位置と体の動きを確認する
- 次に、最も長く時間を取って: 中間の番手で、その日に確かめたいことを反復する
- そのあと短めに: 長い番手やドライバーで、確認した内容が保てるかを見る
- 最後に: グリーン周りの短い振り幅(設備があればアプローチ練習場やパター練習場)
同じ球を続けて打たない時間をつくる
練習場では同じ番手で同じ場所へ何度も打てますが、コースでは同じ状況が続けて来ることはありません。一球目でうまくいかなかったものを、二球目三球目で修正して当てられるようになっても、それはコースで使える形にはなっていないことがあります。
練習の後半で、一球ごとに番手を変える時間を取ってみてください。前の球の感触が使えない状態で打つことになり、コースに近い条件になります。ここで結果が大きく崩れる場合は、動きがまだ再現できる状態になっていないという手がかりになります。
同じ番手を続けて打つ練習が無駄というわけではありません。新しい動きを覚える段階では、繰り返したほうが身につきます。前半は繰り返しで動きをつくり、後半は番手を変えて再現できるか試す。この二段構えにすると、練習場での取り組みがコースでの結果に近づきます。
打たない時間も練習に入れる
打席では、球を打っていない時間のほうが実は使いどころです。素振りで動きを確かめる、構えの向きを確認する、いま打った球が想定とどう違ったかを考える。こうした時間を挟むと、一球あたりから得るものが変わります。
打ち終わってすぐ次の球を置く流れになっていると、考える時間が挟まりません。意識してテンポを落とすだけでも、確かめられることは増えます。
球が減るのを惜しく感じるかもしれませんが、確かめずに打った球は記憶にも記録にも残りません。残り球数を早く消化することが目的でない以上、間を置くほうが結果的に得るものは多くなります。
コースで多く使うものほど、練習が後回しになりやすい
1ラウンドで最も多く使うのはパターです。グリーン周りの短い打ち方も、まだスコアを縮めている段階では回数が多くなりやすい部分です。一方で練習場での時間は、長い番手に偏りがちです。この差が、練習量とコースでの結果が噛み合わない一因になります。
練習場にパターやアプローチの設備がある場合は、その日の一部をそこに充ててください。設備が無い場合でも、自宅でパターの転がりを確かめることはできます。時間の配分を、実際に使う回数へ近づけていく発想が役に立ちます。
打席でも、短い振り幅の練習はできます。グリーン周りで使う距離を、振り幅を変えながら打ち分けてみてください。強く振る練習に比べて地味ですが、コースで打つ回数が多い分、結果への効き方は大きくなります。長い番手を打つ時間を少し譲るだけで配分は変えられます。
何を確かめるかが決まらないとき
ここまで書いた配分は形の話で、中身にあたる「何を確かめるか」は人によって違います。いま自分の課題がどこにあるのかが分からない状態では、メニューを組んでも中身が空になります。
ゴルフポートでは、実際の動きを見てもらったうえで、次のレッスンまでに何を確かめておくかを決められます。カルテに内容が残るため、練習で気づいたことを次に持ち込んで相談することもできます。
よくある質問
Q. 1回の練習で、どのくらいの球数を打てばいいですか?
球数の正解はありません。一球ごとに確かめることを決めて打つと、少ない球数でも手応えが残ります。逆に、確かめることが決まらないまま打ち続けると、球数の割に変化が見えにくくなります。
Q. 打ちっぱなしだけで、コースの練習になりますか?
同じ状況を繰り返せる点で、練習場とコースは条件が違います。練習の後半に一球ごとに番手を変える時間を入れると、コースに近い条件をつくれます。
Q. アプローチやパターの設備が無い練習場しかない場合はどうすればよいですか?
打席で短い振り幅を練習することはできますし、パターの転がりは自宅でも確かめられます。設備の制約はコーチに伝えておくと、その条件で組める内容を相談できます。
